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漢方薬

漢方薬は、陰陽五行や蔵象学説などの理論に基づいて、2000年ほど前から中国で始まった薬物療法で、日本では5世紀頃から始まり、7世紀の遣唐使や遣隋使の時代に本格的に導入され、江戸時代に日本独自の発展を遂げたものです。江戸時代に、オランダから伝来した西洋医学を「蘭方」と呼んだのに対し、中国由来の伝統医療を「漢方医学」と呼ぶようになったのです。

自然界の多くの食べ物や植物などを配合したもので、世界中に同じ原理の伝統療法があります。ドイツのホモトキシコロジーやインドのアーユルヴェーダなどもそれに当たると思います。韓国やベトナムなどアジア各地でも、似たような伝統医療があります。病気には、重症度や症状の表れ方によって、表面に出るものは軽症で、刮痧などで治療し、より深部の病変はカッピングやマッサージ(指圧)、さらに深部の場合は鍼治療、さらに体内に入った病邪は、食べ物や漢方薬で体の内側から治療するというイメージです。

当院では、イスクラ産業が動物用に開発した漢方薬を処方しています。この漢方薬は、中国の経験豊富な中獣医師の先生が、さまざまな症例に応用するために、中医学理論に基づいて配合したものです。漢方薬には、様々な生薬が配合されており、効果を強くしたり、副作用を弱めたりしています。そのため、長期間の投与が可能な方剤(複数の生薬を組み合わせること)も多いのですが、症状や体調の変法化に応じて、処方が変わることが多いです。
お薬を飲むのが苦手な子には耳に塗るオイルタイプもあります。漢方入りのイヤークリーナーやシャンプー、おやつもあります!!