ホモトキシコロジー

ホモトキシコロジーの病気の概念

病気は体内外にある毒素物質(ホモトキシン)によって生体が反応した状態であると考えます。毒素の種類や干渉する臓器によって病気の種類が決まり、毒素の影響の期間と強さ、生体の反応性で重症度や進行または退行(回復)が決まるとされます。生体の解毒機能を超えた場合に生体の安定が崩れ、病気として現れます。
 ・解毒・排毒
 ・免疫調節
 ・細胞、臓器のサポート
を通して、動物が本来持っている病気と闘う自然治癒力を高めることに重点を置いた、体に優しい治療法といえます。

ホモトキシコロジーの薬剤

植物(草・花・根・木・皮)、動物由来成分、鉱物など天然物質を組み合わせて作られています。ドイツからの輸入品(ヤーパンヘール社製品 http://japan-heel.com )で医薬品の認可を得た製剤のみ用いています。

ドロップ剤(液剤):経口投与
錠剤:経口投与
アンプル剤:皮下注射・静脈注射・経口投与
軟膏:皮膚塗布

製剤はドイツからの輸入品のみですので、少しコストがかかります。症例によって異なりますが、西洋学的治療と併用するとさらに治療費が増えてしまいます。獣医師が必要と考える場合はご説明したうえで治療させていただきます。ご希望の場合はあらかじめご相談ください。

ホモトキシコロジーの副作用

ホモトキシコロジーの副作用はほとんどないかごく軽微であるとされ、極めて安全な治療法です。これまでの、化学製剤のステロイド剤の免疫抑制・肝障害のような副作用はありません。
 報告されている副作用は食欲減退・発熱・発疹・むくみ・動悸・多尿など。ごく稀に、アナフィラキシー反応があるとされます。ただし、ホモトキシコロジーの副作用は”アグラベーション”や”初期悪化反応”と呼ばれる反応です。体が快方へ向かう際に一時的に悪化または不定愁訴がでることで慢性疾患で起こりやすい反応です。つまり体外から取り込まれた毒素(外因性ホモトキシン)や体内で発生した毒素(内因性ホモトキシン)が過剰に体に溜まっている場合に起きやすいと考えられます。